コラム詳細

枕の選び方・よくない素材

「枕の素材は何がいいですか?」という質問をいただきます。

私はこの質問に答える前に、最も大事なことは枕の条件、枕の大切な条件というものをまず理解していただくことが必要だと思っています。


基本的な枕の条件を知れば「どんな素材がいいですか?」という質問は生まれなくなるんです。なぜならそれらの条件を満たすものであればいろいろな素材のものでも構わないんですね。

では基本的な枕の3大条件についてお話します。

枕は一人一人使う方の体格に高さがぴったりと合っていること。これが一番重要なことです。まず第一に「高さ」。


その高さを一晩中維持できる適度な硬さ。2番目の条件が「硬さ」。


そして、表面が平らであること。縦や横の凹凸がないこと。3番目の条件が「形が平ら」。


この3つの条件、もう一度申し上げます。

自分の体に合った高さ、2番目に硬さ、そして3番目に形が平ら。これらの条件を満たせばいろいろな素材を使ってそれを実現することができます。

山田朱織枕研究所の整形外科枕、6万人以上の患者様、お客さまに使っていただいている枕は、このような素材を使っています。素材大公開です。


表面から少し柔らかめのウレタン、もう少し弾性力の強い硬いウレタン、ポリエチレンシート、そしてチップウレタン、またポリエチレンシート。

このようなものを一人一人のユーザー様に合わせていかようにもシートを組み合わせたり、枚数を決めることによってオーダーメイド枕は作られます。

ウレタンと一口に言っても、全層がこのような柔らかい素材だとすると低反発、高弾性にかかわらず頭が沈み込んでしまうようなものは良くないわけです。


薄いシート状のものでいくつも組み合わせることによって、他の素材と組み合わせることによって、沈み込まないということが出来ればウレタンでも一部はいいわけです。

また、このように手作りで作る場合には硬い裏地のついた玄関マット、これと毛足の短い少し硬めのタオルケット、これを準備していただくことでも高さを調節する枕を作ることはできます。


ですので素材が何がいいかと言う前に、枕の3大条件をよく考えていただいて、それを実現できるような素材を選ぶという考え方をしていただければと思います。是非試してみてください。

最近流行りのチップ素材、小さな粒のようなものが入っている枕、これを使用していいですかというご質問も時々いただきますが私の答えは「バツ」です。

なぜなら小さなチップ、例えばプラスチックチップ、ストローチップ、そばがら、あずき様々な小さな粒が入っているものは頭の下に置くとどうなりますか?

重たい頭の乗っかった部分はそのチップ状のものが周りに避けてしまって、自分の頭の部分がへっこんでしまいますよね。


じゃらじゃらっとやるとまたその小さな粒が片側に寄ってきてしまったり、そばがらの枕で寝て起きた時に凹凸ができているという経験、皆さんよくするのではないでしょうか。

要するに寝ている間に容易に小さなチップ素材が寄ってしまって、偏ってしまって首の姿勢が悪くなるようなもの。こういったものは避けていただきたいと思います。

人間は夜中に20回以上の寝返りを打つと平均言われていますが、どんなに動いても形が変わらない、表面の形状が変わらない、これはとても重要な枕の条件です。小さな粒のものはやめてください。

また特に使わない方がいい素材の枕は何ですかという質問をいただいたとき、一つだけ選ぶなら私は病院に来る患者様に、低反発の枕はやめてくださいとお伝えしています。

なぜなら、寝るときは気持ちいいなぁ、肌触りがいいなぁと思っても寝てから先が大事。


眠ってからグーッと頭や首が沈み込んでいく。そこから次の寝返りをするときに大きな力を要する。このように夜間、変形してしまうのはよくないと考えます。

首が安定すること、寝返りがスムーズにできるためには適度な硬さの枕が必要です。低反発枕は今晩からやめてください。


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